6年間のフリーランス生活を終え、来月からベルリンでソフトウェアエンジニアとして就職します

6年間のフリーランス生活を終えて、ソフトウェアエンジニアとして就職します。これまでの仕事のこと、キャリアチェンジの背景、これからの仕事のこと。

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約6年前にベルリンに移住して以来、フリーランスでライターや翻訳、コンサルティングなどの仕事をしていたのですが、来月からベルリンのスタートアップにバックエンドエンジニアとしてジョインすることになりました。

簡単に、これまでの仕事のこと、キャリアチェンジをしようと思った背景、なぜエンジニアなのか、そして今後の仕事について書きたいと思います。

これまでの仕事のこと

私は日本では累計で6-7年ほど会社員をしていたのですが、6年前にベルリンに移住したと同時にフリーランスとして仕事をするようになりました。
最初は、日本のオンラインメディア向けにオリジナルの記事を執筆したり、翻訳をすることをメインにしていました。
2年ぐらいが経ったのちに、ベルリンのスタートアップシーンの勢いに押されるかのように、ベルリンや欧州の他の都市のスタートアップ事情について執筆するようになりました。 

2015、2016年ぐらいから日本でもスタートアップやコーポレートイノベーションのようなテーマに対する関心が増え、同時にベルリンを視察したいという企業やスタートアップの方々からの問い合わせも増えていきました。そうしたご依頼に対して、視察や取材のアレンジ、アテンドなどをする機会も増えていきました。

取材などの機会を通じて、ベルリンのスタートアップともつながりはじめ、日本市場についてのリサーチを請け負ったり、ローカライゼーションのお手伝いをしたりといったこともやっていました。 

そんな感じで、記事の執筆・翻訳がメインだった状態から、徐々にコンサルやリサーチ、アテンドなどといった関連の仕事も増えていき、振り返るとベルリンのスタートアップシーンの勢いに乗って、仕事を広げていくことができたかなと思います。

キャリアチェンジをしようと思った理由

順調に仕事は拡大していきましたが、このスタートアップムーブメントの勢いが今後もずっと続くとは思えませんでした。 なので、自分のスキルと経済状況を今後も安定的に成長させるために、長期的な計画を立てたいと思うようになりました。 

もう一つ、ベルリンに移住してからの6年の間に私に起きた変化があります。 それは、日本と欧州の文化の間で仕事をしながら、徐々に欧州文化への理解と親近感が増していったという点です。
記事の執筆の仕事は日本のメディアからいただいていましたし、読者層も日本のビジネスパーソンやスタートアップ業界の方々がメインでした。
読者のみなさんに面白いと思ってもらえる記事を書いたり、お話をするには、読者の関心を理解しなければなりません。

NewsPicksや東洋経済などといった読者層が重なるメディアを読んで、日本の読者の関心にキャッチアップするようにしていましたが、それは身体は欧州文化につかりながら、頭は常に日本のビジネス界事情にアンテナをはっているような感じでした。 

ベルリンに住みながら、脳内は常に日本のことを考える。
こういう形で5年後、10年後も仕事をしたいかと問われると、それは進みたい方向と違うかもしれないと思いました。

色々と考えた末、私はもっとベルリンのスタートアップシーンにつかりたい、むしろスタートアップの中でlike-minded な人々と一緒に仕事をしたい、プロジェクトに参加したいと思いました。その方向性がもっとも自分にとってワクワクするものでした。 

もう一つ付け加えれば、今後欧州で安定して生活するためには収入をユーロベースに切り替えたいとも思っていました(日本企業との仕事は、日本円でいただくことが多かったです)。

なぜソフトウェアエンジニアか?

では、なぜソフトウェアエンジニアなのかですが、まず現在のベルリンのジョブマーケットを見るとエンジニア人材が不足していますし、給料も他の職種に比べて良いという点があります。

私のこれまでの経歴を考えれば、マーケティング系の仕事の方が自然な選択と思われるかもしれないのですが、マーケティング系だと高度な英語またはドイツ語のスキル、またコミュニケーションスキルの高さも求められるので、そこで自分が突出できるとは思えませんでした。

そして、純粋に技術に対する興味があり、自分でプロダクトづくりに参加したい、プログラミングを学びたいと長らく思っていました。
コーディング系のミートアップやワークショップに参加したことも何度かあり、もっと勉強して極めてみたいなと思っていました。 

あと自分の性格として、学習欲や好奇心が強く、新しいことを学び続けることが苦にならないのは、エンジニアに向いているかもしれないと思いました。

そんなわけで、今年の3月からプログラミングを学びはじめ、8-9月にはコーディングブートキャンプにも参加しました。
10月半ばから、勉強も続けつつ就職活動も本格的にスタートしました。

そしてつい先日、ベルリンのスタートアップからエンジニア職のジョブオファーをいただきました。
プログラミングの学習時間がちょうど1000時間に達した頃です。

今後の仕事のこと

今後の仕事ですが、ベルリンのブロックチェーンスタートアップの Lisk にバックエンドエンジニアとしてジョインすることになりました。

2016年に創業したばかりのスタートアップです。
ベルリンのブロックチェーンコミュニティの大きさは世界でも有数の規模です。そして、まだまだアーリーステージで、模索しながら成長している感じです。
このタイミングでブロックチェーンのスタートアップにジョインできることは、最高の成長機会になると思いました。

私はエンジニアとしてはスタートラインに立ったに過ぎず、これからも学ぶべきことは山ほどあるのですが、新しい環境で技術を磨いていきたいと思っています。

謝辞

今回、この思い切ったキャリアチェンジができたのは、近しい友人やお仕事関係の方々が親身に相談に乗ってくれたり、励ましてくれたからこそです。

現役エンジニアの友人Dさんに今年の2月に相談したときに、できるはずと言ってもらえたことで、学習のスタートを切ることができました。
8月に日本のクライアントのみなさんとの仕事をゼロにして、コーディングの勉強だけに没頭できたのは、万が一キャリアチェンジがうまくいかなかったとしても戻れる場所があるという安心感があったからです。

これからさらにベルリンや欧州のスタートアップ・ブロックチェーンシーンにどっぷり浸かっていこう思いますが、またいつか、なんかしらの形で日本のコミュニティともつながりを作ることができればとも思っています。

みなさん、ありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、また!

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